こちらの記事にて、モンゴル貿易開発銀行(TDB)の銀行口座を利用した海外送金方法についてご紹介しました。
実際にTDBで口座を作るのであれば、同時にデビットカードを発行しておくのもおすすめ。
この記事では、基本的な使いかたと発行手順についてまとめました。
TDB国際デビットカードの使いかた
モンゴル貿易開発銀行(TDB)では、国内(モンゴル)向けと海外向け(日本など)の2種類のデビットカードを発行することができます。
国際デビットカードは、日本の買い物でも普通どおりに使うことが可能です。
モンゴルの口座に預けっぱなしの現金を使って買い物をしたいときなどに、非常に便利ですね。
もちろん、デビットカードなので使いすぎる心配もありません。
また、口座に入っているお金を日本で引き出すのも非常に簡単です。
コンビニなどにあるATMでプラスやシーラスマークがついていれば、引き出し額の1.5%(最小でも3米ドル)だけの手数料で引き出すことが可能。

手数料・利用限度額など
デビットカードには下記の2種類があります。
- クラシックカード
- ゴールドカード
どちらのカードにするか、また何年使えるようにするかにするかによって、手数料やATM利用限度額などが変わります。
クラシックカード | ゴールドカード | |
---|---|---|
登録費用 | 無料 | 無料 |
発行手数料 | 1年 USD10 2年 USD20 3年 USD30 | 1年 USD20 2年 USD40 3年 USD60 |
年間手数料 | 無料 | 無料 |
外国ATMでの引出手数料 | 1.5%(最小USD3) | 1.5%(最小USD3) |
ATM利用限度額 | USD3,000 | USD5,000 |
ショッピング利用限度額 | USD7,000 | USD15,000 |
TDB国際デビットカードの発行手順
モンゴルにある窓口で書類に記入して申請します。
また、今後はオンラインでの申請にも対応するほか、今の状況のような渡航できない場合はTDB東京駐在員事務所に相談すれば、日本に居ながら発行のサポートを受けられるそうです。
受け取り方法は、2日後の現地窓口に出向くか、郵送費と発行費を普通口座から自動で引き落とす形にして、日本への郵送を選択可能です。
注意事項
申込時の書類やTDBの公式サイトには「Credit Card」と表記されていますが、仕組みは日本のデビットカードと同じ仕組みなので、「間違えて申し込んでしまった」と慌てないようにしましょう。
また、カードを日本へ郵送した場合は想定以上の日数がかかることも想定されます。
2021年1月5日現在、モンゴルでは新型コロナの影響でロックダウンが実施されているためです。
日本〜モンゴル間で飛行機が行き来していないため、申込時にしっかり確認しておきましょう。
そのほか、もし申込時に不安なことがあった場合は、下記事務所に相談すると発行までの詳しい案内をしてくれるので安心ですね。
【TDB東京駐在員事務所】
東京都千代田区丸の内1-4-1 永楽ビル 23階