積読本

積読本を消化するにはメルカリが有効!藤ミヤチ的メルカリの使い方

本屋に行くと、ついいろんな本が気になって買ってしまいます。

「帰ったら読もう」
そう思うのですが、実際には読まずに本棚の一角に据えたまま1年以上経過……なんてことがよくあります。

そろそろ積読本が本棚から溢れて部屋の隅に高い山を作り始めたのでいい加減に読もうと思うも、思うだけでなかなか積読本は減らない

いつか読む気はあるから手放せないんだけど、でも今読む気はしない。
そして本屋に行けばなんとなく気になった本を買ってしまい、別の本の山を形成。

そんな無限ループを脱するために、私はメルカリを使いました
そしてこれが、かなり効果的

メルカリにはいろいろ使い方があると思いますが、今回は超個人的なメルカリの位置付けについてまとめました。

言わずとしれたメルカリ

おそらく知名度ではナンバーワンのフリマアプリ。
個人レベルで手軽に物品の売り買いができるということで人気を集めました。

特に、売り手・買い手が住所や氏名を明かさずにやりとりできる匿名配送のシステムもあり、安心して物品の受け渡しができます。

「不要になったけどまだまだ使えるもの」を販売、もしくは「安価で欲しいもの」を購入できるツールとしての使い方が一般的だとは思いますが、私はメルカリを積読本消化サポーターツールとして利用しました。

最初は思いつきだったのですが、始めてみるとかなり効果的。
積読本の消化に一役かったばかりか、本の読み方自体も変わりました。

そもそもなぜ積読本がたまるのか

一番の理由は「そのうち読もう」という考え方。
もちろん購入したその瞬間は読む気満々ですが、家に帰ってくると家事をしたりテレビを見たり、スマホをいじったりして「まあ読むのは今度でいいや」となります。

購入して手元にあるが故に「いつでも好きなときに読める」ので急いで読む理由はありません。

あるいは、本棚にしまった瞬間に読んだ気になり、満足してしまってそのまま……というケースも多々あります。

つまり「今すぐ読む理由」がないのです。
「ちょっと気になってる分野の話。いつかちゃんと知りたいと思っていた」程度だと緊急性がなくどこまでも繰り延べが可能です。

本は持っているだけでは何にもなりません。
読んでこそ生きてくるものです。

そこで、積読本消化には「今すぐ読む理由」を設定する必要があると気づきました。

メルカリをどう使ったのか?

読みたいと思いつつ手がつかなかった積読本を10冊程度出品します。
儲けることが目的ではないので、値段はメルカリが「このくらいの値段が妥当」と勧めてくるものをそのまま設定。

あとは実際に買い手がみつかるまで放置します。

これまで1ヶ月間で70冊程度出品しましたが、そのうち約半分に買い手がみつかりました。
出品したものは、早いものは数日以内に購入していただきました。

買い手が見つかったら、基本的に「明日発送します」と連絡をいれます
特別な事情があって発送できない場合をのぞいて「明日」にします。

そうすると、本を待っている人がいるので否や応でも明日中には手放さなくてはなりません。
強制的に「今すぐ読む理由」を作れます。

私は(内容にも多少寄りますが)おおむね本を1冊読むのに2時間はかからないので、読み始めさえすれば大丈夫です。

一方で本棚から出しても読まなかった場合は「この本は自分には必要がなかった。私には縁がないから、ちゃんと必要な人のところに行って役立てばいい」と思って手放せるようになりました。

実際、購入してから1年ほど本棚の住人にしていたうえに「今日中に読まなければならない」となっても読まない以上、この先もずっと読まないはずです。

こうやって、メルカリという強制力のおかげで「今読んで手放す本」「買ったけど縁がなかったから読まずに手放す本」に選別して手放せました
少額とはいえ収入になるので、それも納得感に一役買っていると思います。

そしてまた1週間後くらいに新たに10冊ほど出品します。
この繰り返しです。

実際にこの方法(「メルカリ読書法」と名付けました)で約1ヶ月の間に34冊を販売し、そのうち20冊は読んで手放すことに成功しました。

中には出品してからそろそろ1ヶ月に達しそうな本が何冊かありますが、2ヶ月を過ぎたらいずれかの方法で手放そうと思います。

メルカリを使って変わった「本の読み方」

今回のメルカリ読書法の副産物として、私の「本の読み方」も変わりました。

これまで、本を読むといえば「頭から順番に、全てのページを端から端まで」というやり方でした。
また、読書にかけた時間=自分がその本を全て読むのにかかった時間でした。

丁寧に読んでいるといえば聞こえはいいですが、要はだらだら読んでいるだけ
とりあえず「本をちゃんと読んだ」という意味のない満足感があっただけでした。

しかし、今回のメルカリ読書では、明日中に手放すというタイムリミットがあります。
だらだらと無限に時間をかけることはできません。

そこで、本を読むのにかける時間を設定するようになりました。
また、「この本の要点は何か」「この本から何を理解したいと思うのか」を意識して読むようにもなりました。

具体的には、読みながら「主張を肉付けする具体例を並べているだけだから、このパートはざっと読み流す程度で大丈夫」「ここはこの本の核心だから丁寧に読もう」など、読み方に強弱をつけるようになりました。

その結果、以前と比べて読書スピードは上がりましたが、それと反比例するように「その本が言いたかったこと」がより脳内で整理され、自分の知識として吸収できるようになりました

メルカリ読書法を始めたときは「積読本を少しでも読んで手放せたら」くらいに考えていましたが、思わぬいい成長ができました。

まとめ

メルカリ読書法のおかげで、積読本製造人を卒業し、きちんと本を自分に必要な本/情報か否かを選別しながら本を扱えるようになるきっかけを手に入れられました。

この先、自分なりの無理のない方法で本と付き合っていける人になりたいです。

今日の読書こそ、真の学問である。

吉田松蔭(司馬遼太郎著『世に棲む日日』より)