モンゴル抑留者が眠っていた Дамбадаржаа (ダンバダルジャー)日本人墓地跡

日本とモンゴルの関係というと、古くは元寇、現代だと相撲あたりがぱっと思い浮かぶでしょうか。

実は、両国の交流を考えるにあたって、必ず一度は訪れるべき場所があります。
モンゴルの首都・ウランバートルのはずれに位置する、Дамбадаржаа (ダンバダルジャー)日本人墓地跡。

静かな見晴らしのいい丘に建つこの墓地跡には、かつてモンゴル抑留時に命を落とした日本人たちの遺骨が治められていました。

今日は、あまり知られていないこの地をご紹介したいと思います。

そもそも「モンゴル抑留」とは

第二次世界大戦に日本が敗れた後、旧満州にいた武装解除された日本軍人などをソ連が強制的に移送隔離して過酷な労働をさせたことを「シベリア抑留」と言います。

厳寒環境下で食事・休養が満足に与えられることもなく、多数の抑留者が命を落としたそうです。

そののころ、実はシベリアだけではなく、約12,700人がモンゴルへ送られました

これを特に「モンゴル抑留」というようです。

モンゴル抑留者たちは、ウランバートルの中心に位置する有名なスフバートル広場や、隣接する政府宮殿などロシア風建築物を建設させられました。

モンゴル抑留に詳しいモンゴル人に話を聞いたところ、抑留者たちは材料から手作りすることを強いられていたケースもあるようです。

「ダンバダルジャー日本人墓地」とは

抑留中、その過酷な環境下で命を落とした人も多く、彼らはモンゴル国内16カ所の日本人墓地に葬られました。

そのうちの最大規模のものがダムバダルジャー日本人墓地。

かつては835柱の遺骨が埋められていましたが、数年前に再火葬されて遺骨は日本に運ばれました。

そこで現在は、跡地に慰霊碑などが建設されて「ダンバダルジャー日本人墓地跡」として残されています。

墓地跡を見て回る

ダンバダルジャー日本人墓地跡は開けた丘の上にあります。

慰霊のためにこの場所で日本の国家が歌われたり、読経が行われることがあります。

その際にマイクなどがなくても音が綺麗に響くよう、周囲の壁の形などには工夫が施されていました。

写真にはありませんが、この近くに犠牲者を弔うための廟があり、犠牲者ひとりひとりの名前が刻まれていました。

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